花に関するコラムです

No.305 「2025年5月14日のコラム」

風薫る気持ちよい季節です。いかがお過ごしでしたか。5月のコラムです。

『母の日』には、色々な花が出回りますが、基本は「カーネーション」。そこで、久々に「カーネーション」の話をしましょう。

「カーネーション」は、ナデシコ科ナデシコ属の多年草。原産地は地中海沿岸地方といわれていますが、現在では自生していないそうです。別名は「オランダ撫子(なでしこ)」や「麝香(じゃこう)撫子」、「オランダ石竹(せきちく)」など。

古代ギリシャ時代には、すでに栽培されていたほど歴史が古い「カーネーション」、16世紀には品種改良が始まり、野生種にはない色が出現していたそうです。17世紀には大輪や八重咲など、イギリスやオランダで300品種以上も作出されていますが、花びらの縁はギザギザした鋸歯状ではないものでした。19世紀になり、フランスの園芸家により現在の「カーネーション」が生まれたそうです。

日本には江戸時代、「オランダ撫子」の名の通りオランダから渡来しましたが定着せず、明治時代の終わりに東京で栽培が始まり、大正時代になってから全国に広まったそうです。

「カーネーション」の花言葉は、無垢で深い愛。

「カーネーション」を花瓶に活ける時のポイントは・・・節(茎の太くなっている部分)のすぐ上を斜めにカットし、水に浸かる葉は切り取ります。茎がぬめりやすいので花瓶の水は浅くし、水替えの際は茎のぬめりを洗い流しましょう。

特にこれからは気温が上がるので、「カーネーション」に限らず、どんな花でも水替えは毎日行うとよいです。

 

※このコラムはメールマガジンからの一部抜粋記事です。
全文を読むにはメールマガジン購読のお申し込みをしてください。
(メールマガジンは次回からの配信となります。)
>> メールマガジン購読のお申し込み
image