花に関するコラムです

No.304 「2025年4月16日のコラム」

「春たけなわ」と言いたいところですが、これは4月上旬までを表わすそうで、今頃は「春深し」がふさわしいようです。新年度が始まって月半ば、いかがお過ごしでしたか?4月のコラムです。

春も深まると「桜」の次に楽しみな花は、「花水木(ハナミズキ)」や「躑躅(ツツジ)」、「藤」など、そして草花では「ネモフィラ」や「芝桜」など、続々と見ごろを迎えます。花めぐりが好きな方は、忙しくなりますね。

そこで今回は、海や空を背景にして青い絨毯が「春の絶景」とうたわれる「ネモフィラ」の話をしましょう。

「ネモフィラ」は、ムラサキ科ネモフィラ属の一年草。原産地は北アメリカ西部、牧草地や草原に自生しています。和名は、葉形が唐草模様(からくさもよう)のようなので、「瑠璃唐草(るりからくさ)」や「小紋唐草(こもんからくさ)」。英名は、「Baby blue eyes(赤ちゃんの青い瞳)」です。

元来は背の高い草花の根元に植えるなど、花壇ではわき役の「ネモフィラ」でしたが、茨城県の国営ひたち海浜公園の広大な丘に植えられたことが人気の発端となり、主役として各地の公園にも広まったようです。昨今では5月の大型連休に「ネモフィラ渋滞」なる言葉が聞かれるほど、人気スポットとなっています。

「ネモフィラ」は、乾燥に強く病害虫の心配もなく、肥料があまりなくても生命力旺盛な、育てやすい植物です。ガーデニング初心者でも種から育てることができます。

そこで、今年の秋は「ネモフィラ」の種をまいて、来年の春には庭やバルコニーで、「プチ青い絨毯」を楽しんではいかがでしょう。

花言葉は、可憐・どこでも成功・あなたを許す・清々しい心。

 

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