花に関するコラムです

No.299 「2024年11月13日のコラム」

山々の初冠雪は遅れているようですが、なんとか秋は深まってきたようです。いかがお過ごしでしたか。11月のコラムです。

大胆な気候の変動により、「狂い咲き」する花の話題をたくさん耳にしましす。「桜」や「紫陽花」が咲いたり、「金木犀(キンモクセイ)」が二度咲いたり、などなど。

「狂い咲き」の原因は様々あるようですが、多くは環境の変化によるものです。例えば、「桜」は夏の間に花芽を作った後休眠に入り、葉から休眠ホルモンを出すことにより、花芽を硬くして冬の寒さを乗り越えます。ところが、台風の強い風や雨で葉を落としたり、雹(ひょう)が降って葉が落ちてしまったり、害虫に葉を食べられてしまったりなどで葉を失ってしまうと、休眠ホルモンが失われてしまいます。

9月上旬~10月中旬、葉を失ったまま休眠できずに暖かい秋を迎えてしまうと、春が来たかと開花してしまうそうです。秋に開花してしまった箇所には春は開花しませんが、全部の花芽が秋に「狂い咲き」するわけではないので、翌春にも開花は楽しめるそうです。

「狂い咲き」の「狂い」の言葉が気になるときは、「返り咲き」、「忘れ花」、「二度咲き」という言い方もあります。

「狂い咲き」ではなく、休眠が浅いため秋から冬に咲く「冬桜(フユザクラ)」。花言葉は、冷静・神秘的な心、です。

 

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