花に関するコラムです

No.298 「2024年10月16日のコラム」

高い山から、北の方から、紅葉(こうよう)の便りが届きます。いかがお過ごしでしたか。10月のコラムです。

今回は樹皮の白と新緑、秋は黄金に染まる葉色とのコントラストが美しい「白樺」の話をしましょう。

「白樺」は、カバノキ科カバノキ属の落葉高木の広葉樹。東北アジアの温帯地域、ヨーロッパなど広く分布しています。日本では本州の中部以北の寒冷地、北海道の日当たりのよい開けた土地に自生しています。樹皮が白いので「白樺」。明るい高原をイメージするため、「高原の白い貴公子」と呼ばれます。一般には「シラカバ」ですが、正式には「シラカンバ」だそうです。

樹皮が白く光沢があるように見えるのは、「ベチュリン」という物質が太陽光を反射するからだそうです。油分が多いので松明(たいまつ)の材料になったり、防水性に優れているので屋根葺きの材料にもなります。

木材としては耐久性が低いそうですが、工芸品や割りばし、アイスクリームのスプーンやスティックなどに、淡い色や軽くて柔らかい材質が生かされています。意外と身近なところで手にしていたのですね。

4~5月、芽吹きとともに枝先に尾状の花を咲かせます。花言葉は、光と豊富・柔和・あなたを待ちます・忍耐。

 

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