花に関するコラムです

No.290 「2024年2月14日のコラム」

「立春」と「節分」が過ぎ、2月も半ばとなりました。今日は「バレンタインデー」ということもあり、ぽかぽか度が増しているかもしれませんね。元気にお過ごしでしたか。

今回はチョコレートの原料となる、「カカオマス」にちなんで「カカオ」の話をしましょう。

「カカオ」は、アオイ科カカオ属の常緑樹。原産地は中央アメリカから南アメリカ。別名「ココアの木」。

赤道を挟んで北緯20度から南緯20度の熱帯地域が生育可能地域なので、この地帯は「カカオベルト」と呼ばれています。「カカオベルト」の範囲内でも、平均気温が約27度、年間雨量が1000mm以上、標高が30~300m程度、などの条件を満たした地域に限って生育できるそうです。

「カカオポット」と呼ばれる、「カカオ」の実の中にできる種子が「カカオ豆」。「カカオ豆」を醗酵、乾燥、焙煎させ、皮などを取り除き、フレーク状に紛砕したものが「カカオニブ」。「カカオニブ」をすりつぶしたものが、チョコレートの原料「カカオマス」となります。

「カカオマス」はチョコレートの原料になるだけではありません。脂肪分の「カカオ脂」は融点が体温に近いことから、なんと坐薬の基材に使用されているそうです。

ところで、疲れた時やストレスを感じた時、甘いものが食べたくなります。そんな時、購入される物の1位がチョコレートだそうです。甘味を感じると脳の快感を司る部分が刺激され、リラックス効果のある物質が分泌されるそうです。とはいえ、食べ過ぎは注意ですね。

「カカオ」は白っぽい、可憐な花を咲かせます。開花期間は2日ほどと短く、受粉率はわずか1%と低いため、結実し成長する実はわずかです。花言葉は、愛の力・甘い恋・神聖・親切。

 

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