花に関するコラムです

No.308 「2025年8月13日のコラム」

暑さはピークを過ぎる頃ですが、この後どんな残暑がやってくるのやら...。いかがお過ごしでしたか。8月のコラムです。

歩道を歩いていても、信号待ちしていても、少しでも日陰を求めてしまいます。そこで今回は、涼しくなりそうな「森林浴」の話をしましょう。

「森林浴」とは、「森林に入って清浄な空気を呼吸し、その香気を浴びて心身の健康を図ること」です。日本発祥の概念で、海水浴や日光浴になぞられて生まれた言葉です。海外でも盆栽を「Bonsai」と表すように、「森林浴」も「Shinrin-yoku」の言葉で世界に広まっています。

日本発祥の「森林浴」。それもそのはず、日本は国土の7割近くが森林なのです。世界の森林率は約3割なので、日本の森林率はかなり高いです。先進国(OECD加盟国)の中では、フィンランド、スウェーデンに次いで3位だそうです。

「森林浴」で心身が健康になるのは、植物が放出する「フィトンチッド」という揮発性物質によるもの。これは植物自身が有害な微生物や昆虫から身を守るためにつくられる、抗菌、殺虫の効果がある物質です。

では「森林浴」は、人にはどのような効果があるかというと、心理的にリラックスできる、ストレスホルモンが減少する、血圧や脈拍数が減少する、交感神経活動の低下、抗菌・抗ウィルス作用、免疫力向上などなど、よいことずくめです。

「フィトンチッド」は広葉樹より針葉樹の方が多く放出しているそうです。

「マツ」の木言葉は、不老長寿・永遠・普遍・威厳。
「ヒノキ」の木言葉は、不変・清らかさ・勇気。
「スギ」の木言葉は、雄大・君の為に生きる。

7割近い森林の恩恵を受けて、引き続き暑い晩夏を「森林浴」で和らげてはいかがでしょう。

 

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