花に関するコラムです

No.309 「2025年9月10日のコラム」

「残暑」とは、8月7~8日頃の「立秋」を過ぎても残る暑さを表わす言葉です。が、「残暑」の終わる頃を示す日や表現はないのだそうです。。。いかがお過ごしでしたか。9月のコラムです。

9月になると、秋のイベントや秋の味覚など、秋の話題が豊富です。今回は「秋の七草」ひとつ、「フジバカマ」の話をしましょう。

「フジバカマ」はキク科ヒヨドリバナ属の多年草。日本、中国、朝鮮半島が原産地です。日本では関東以南に自生していますが、環境の変化により減少し、絶滅危惧種となっています。花色が「藤」に似ていて花弁が「袴」の形に似ていることから、漢字では「藤袴」と書きます。

「フジバカマ」の花を好んで訪れるのは、淡い青緑色の翅が美しい蝶「アサギマダラ」。2000kmもの長距離を渡ることで知られています。この「アサギマダラ」のエネルギー源は、「フジバカマ」の花の蜜にあるそうです。

しかし「フジバカマ」の減少により、「アサギマダラ」が十分な蜜を得ることが難しくなっているため、各地で「フジバカマ」の植栽が進められています。秋の観光スポットになっている地もあります。十分なエネルギーを蓄えて、秋には南下していく「アサギマダラ」を変わらず見送りたいものです。

「フジバカマ」の開花期は9月~11月頃、淡い紫、または白の小さな花が集まって咲きます。花言葉は、優しい思い出・ためらい・思いやり・あの日を思い出す。

 

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