クリスマスの代表花、ポインセチア。リング型に仕立てるのに手間がかかるため、生産者が少ない希少な仕立てです。華やかな紅白のリングが、クリスマスを素敵に演出してくれます。
    
 
赤や白に色づいた部分を苞(ほう)と呼びます。苞は花を守るためにガクが変化したもの。花は苞の付け根にある、黄色の部分を指します。
  
    
              
   
              
              置き場所
クリスマスの頃に飾られることが多いので、寒さに強い植物と思われがちですが、それほど寒さに強くありません。(適温は15~25℃)冬は室内の窓辺の日当たりの良い場所に置いてください。夜間は温度が下がるので、部屋の中央に移動させましょう。室温が5℃を下回ると、葉が黄色くなり落葉します。また、暖房の風が直接当たるような場所は避けてください。
              水やり
土の表面が乾いたら、株元にたっぷりと与えてください。暖かい室内では土が乾きやすいため、水切れに注意してください。
              肥料
「IBのチカラ グリーンそだちEX」などの市販の固形肥料を、冬の間は2ヶ月に1回、その他の期間は1ヶ月に1回与えてください。
              花が咲き終わったら・・・
・管理がよければ、4月頃まで色づいた苞をお楽しみ頂けます。傷んだり、枯れた苞葉は
 摘み取りましょう。そのまま付けておくと病気の原因になる場合があります。
・春になり、霜の心配がなくなったら戸外に出し、日光に十分当てて管理します。
              剪定/整枝
・5月中旬頃、支柱を外し、株元から3分の1の高さで切り戻してください。
 (綺麗なリング型にするには薬剤等の処理が必要なので、翌年以降はスタンダードな仕立てを
 お楽しみください)
・新しい枝が十分に伸びたら、好みの大きさに形を整えます。
 ただし、この作業は短日処理を行う3週間前までに済ませましょう。
              植え替え
・剪定と同時にひと回り大きな鉢に植え替えましょう。
              
              ポインセチア・リング仕立てを育てるポイント
<短日処理>
ポインセチアは日照時間が短くなると花芽を付ける短日植物です。9月に入ったら、鉢を室内に入れますが、照明が付いた明るい室内では、花芽ができず苞は色づきません。日中は日に当て、夕方5時から翌朝7時位まで段ボール箱などで覆い、真っ暗な状態にしましょう。これを約1ヶ月間毎日行うと、枝の先端に花芽が付き、苞が色づいてきます。こうなれば短日処理が終了です。途中できない日があっても根気よく続ければ、遅れながらも色づいてくるはずです!是非挑戦してみてください。