農園紹介TOP

静岡県のバラ生産者

バラ画像

安間バラ園 ~顔が見える生産~

美しい女性の代名詞として表現され、歴史に登場する女性達にもこよなく愛されたバラ。 切花としてもガーデニングとしても最も高い人気を誇り、その美しさは見る者を魅了します。 今も昔も世界中で愛されるバラを、国内トップクラスの品質で作り続ける静岡県の安間バラ園を紹介します。
生産者ご紹介

今も昔も世界中で愛されるバラを、国内トップクラスの品質で作り続ける安間バラ園

最新の環境設備

静岡県のJR袋井駅から車で約20分。周囲に高級マスクメロンのハウスが並ぶ中に、安間バラ園のハウスがあります。

総面積は約800坪。年間35万本のバラを採花します。ハウス内には土はまったくなく、クリーンルームのようです。 安間バラ園ではロックウール栽培と呼ばれる最新技術を導入した水耕栽培でバラを栽培しているのです。 この手法を使ってバラを生産し始めたのは県内で安間さんが最初。全国的に見ても数えるほどしかいないそうです。 培養液も農園が試行錯誤の末に作り上げたオリジナルのものを使用し、土作りならぬ液作りから自分で行っています。

また、炭酸ガスをハウス内に施し、バラの育成を促して株を丈夫にしたり、 除湿機で枝葉のしっかりした固い木を作るといった作業は最新の施設があるからこそできることです。 高品質のバラを作るためにはその基盤作りから徹底することが大切なのです。

まっすぐな花を作るために…

安間バラ園では、花首を1本1本上から輪ゴムで吊ります。 こうすることで、 つぼみが引っ張られて茎が真っ直ぐで美しい花姿のバラができるのです。

ここまで手間をかけて育てる生産者は、国内でもごく少数です。

最近では大規模経営でさほど手間をかけずに大量生産するのが主流になっています。 しかし名人技のバラをつくる決め手になるのは、きめ細やかな職人的作業なのです。

慎重に!採花作業と選別作業

安間バラ園では1年の間に一つの株から6回の採花を行います。 バラをどのタイミングで採花するかは大変難しく、熟練した人が1本ずつバラの育成状態を確認しながら行います。 1日で行う採花作業は午前と午後に1回ずつ。

これは気温でつぼみの固さが午前と午後では異なるからです。 摘み取られた花は、長さ・つぼみの大きさ・曲がりなどで、厳しくチェックされS、M、L、2Lの4等級に選別されます。 花束にはL、2Lが使用され、アレンジにはSやMを使います。バラを選別後、アレンジメントや花束に加工するときが最も気を遣う作業。 花弁が非常に傷つきやすいので、置いたり移動したりするときはそっと、慎重に。

傷がついてしまったら、それだけで商品価値がなくなってしまうので大変です!安間バラ園では花弁に傷がつかないように、作業台も普通の木の板ではなく少し弾力性のあるウレタンのような素材で出来たものを使用しています。 一つの商品が出来上がるまでに、本当に様々な気遣いがなされているのですね。

その日採花したバラを使用してアレンジを作り、お客様のもとへお届けします。

やりがいがあるから…

バラの生産はたった一輪病気になっただけでも他のバラに病気に広がってしまうので、 常に細心の注意を払わなければならない、本当に繊細な仕事。「気を抜ける作業は一切ないし、毎日毎日信じられないくらいに忙しい。だけどやっぱりバラが好きだから作っているんですよ。 安間バラ園のバラはきれいだねって言ってもらえたときは凄く嬉しい。常にいいものを作り続けたい。 そのために頑張っているんです」と安間さん。バラ作りに確固たる自信とやりがいを感じているからこそ、常に質の高いバラを作り続けられるのでしょう。

流行に左右されない洗練された美しさを持つバラは、アレンジメントや花束に、様々なシーンで大活躍です。 お祝いや贈り物はもちろん、ご自宅用にもおすすめです!

他の生産者をみる