花に関するコラムです

No.233 「2019年5月14日のコラム」

5月のコラムです。まさに風薫る季節となりました。元気にお過ごしでしたか。

「風薫る」といえば、若葉の香りが爽やかな風に乗って来る様を表わしている言葉ですね。漢語の「薫風(くんぷう)」という言葉が元になっています。元来は花の香りを運ぶ春の風を表わす言葉として使われていましたが、時代の変化とともに、初夏の風を表わす言葉に変化してきたそうです。

近ごろ「ボタニカル」という言葉を、よく耳にしますね。「ボタニカル」とは「植物の」という意味です。ファッション界では花や葉の柄をあしらったものを「ボタニカル柄」と、化粧品の分野では植物由来の成分を含んだものを「ボタニカル由来の~」とか、また、観葉植物を楽しむことを「ボタニカルライフ」、などと表現しています。

ところで、元祖「ボタニカル柄」ともいえる「アロハシャツ」ですが、そのルーツは日本にあるそうです。日本からハワイに移住した人が「パラカ」と呼ばれるポルトガルの作業着をまねて、着物や浴衣を作り直したものが「アロハシャツ」の起源といわれています。

さあ、ボタニカル柄の服を着て、風薫る爽やかな季節を楽しんではいかがでしょう。

 

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