花に関するコラムです

No.228 「2018年12月11日のコラム」

12月のコラムです。今年もご愛読いただきまして、誠にありがとうございました。穏やかすぎて暑い初冬を迎え、本格的な冬は来るのか心配ですが、元気に新年を迎えましょうね。

さて、一年中で花屋さんが一番はなやぐ季節です。「ポインセチア」はもちろんですが、品種が多彩な「シクラメン」がひときわ目をひきます。そこで、人気は衰えることなく、新品種の改良はますます白熱している「シクラメン」の話をしましょう。

「シクラメン」はサクラソウ科シクラメン属、地中海沿岸が原産地です。別名「篝火花(カガリビバナ)」、「豚の饅頭(ブタノマンジュウ)」」は、球根の形にちなんだ名です。

さて、店頭の「シクラメン」はどれを見ても中心に花が、外側に葉が寄っていますが、これが「シクラメン」の自然の姿と思っていませんか?実はこの姿は、農家さんが「葉組み(ハグミ)」という作業をして綺麗に作り上げた姿なのです。放っておくと花と葉は混在して伸びてきます。

「シクラメン」は、葉が伸びた後に花芽が成長します。「葉組み」をして葉を外側に寄せることで、株元の花芽に日光が当たり、かつ中心に花が寄ってきます。また風通しもよくなるので、病気も予防できます。手間がかかっている分、少々値が張るのは納得ですね。

昨年の株がうまく夏越しできた方は、ぜひ「葉組み」をして綺麗な姿に仕立ててみてくださいね。今年の株を入手した方は、ひと通り咲き終わり姿が乱れてきたら、「葉組み」をして中心に空間を作り新芽に日光を当ててください。

「シクラメン」の花言葉は・・・内気なはにかみ

 

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