花に関するコラムです

No.227 「2018年11月13日のコラム」

11月のコラムです。秋が深まり、穏やかな冬がやって来ますね。元気にお過ごしでしたか。

さて今回は、今頃から2月頃までの寒い冬に咲く、「木立(キダチ)アロエ」の話をしましょう。「アロエ」というと風貌から熱帯植物のイメージがありますが、「木立アロエ」は冬の花です。

「木立アロエ」は、ススキノキ科アロエ属の多肉植物、南アフリカ南部が原産地です。鎌倉時代に日本に渡来したといわれ、九州や瀬戸内海、千葉、伊豆などの海岸で繁殖しています。

「木立アロエ」は、紀元前4千年頃から薬草とされていたそうです。クレオパトラは若さと美貌を保つために、絞り汁を化粧水として愛用していたことはよく知られています。またコロンブスは、長い航海をともにする乗組員の健康を守るために、船に積んでいたといわれています。

日本でも「医者いらず」の別名で、古くから民間薬として親しまれてきました。「アロエ」はアラビア語で「苦味がある」の意。まさに「良薬は口に苦し」ですね。

ところで、ヨーグルトに入れたり刺身にしたりする食用の「アロエ」は、「アロエベラ」といって別の品種。夏に黄色い花を咲かせます。「アロエ属」の植物がワシントン条約により、輸出入を制限されている現在、「アロエベラ」のみが例外だそうです。

「木立アロエ」は「木立」といわれるように、茎が伸びて立ち上がり枝分かれします。株が大きくなると赤やオレンジ色の花を咲かせます。花言葉は・・・苦痛・悲嘆・健康・万能・信頼。

 

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