花に関するコラムです

No.212 「2017年8月15日のコラム」

8月のコラムです。お盆休み真っ只中の方も多いことと思います。元気に楽しんでいますか?

今回は暑い中も涼し気に純白の花を咲かせる野草、「サギソウ」の話をしましょう。

「サギソウ」は、ラン科サギソウ属の湿地性多年草です。原産地は日本、台湾、朝鮮半島です。湿原に自生していますが、近年日本では準絶滅危惧種に指定されています。「白鷺(シラサギ)」が翼を広げているような花姿から命名されています。別名「サギラン(鷺蘭)」。英名は「White egret flower(シラサギの花)」です。

そこで、東京は世田谷区、区の花に指定されている、「サギソウ」にまつわるおとぎ話を・・・

戦国時代、奥沢城から世田谷城へ政略結婚で嫁いだ常盤姫は、城主の愛を一身に集めたことを妬まれ、他の側室たちの噂話によって追放されてしまいます。自害して身の潔白を証明しようとした常盤姫は、飼っていた白鷺の足に遺書を結びましたが、白鷺は途中で射落とされてしまいます。その白鷺が力尽きた川のほとりには、白い花が咲いたとのこと・・・それが「サギソウ」です。

「サギソウ」の花言葉は・・・芯の強さ・夢でもあなたを想う・清純・繊細・無垢・神秘。

 

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