花に関するコラムです

No.210 「2017年6月13日のコラム」

東北地方が梅雨入りすると、沖縄地方は梅雨明けを迎える頃でしょうか?梅雨前線に逆らって移動できたらよいですが、梅雨も日本の気候のひとつ、楽しく過ごしましょうね。

さて、季節の移ろいとともに、街路樹に目を向けるのも楽しみのひとつです。街路樹で一番多いものは「イチョウ」、2位が「サクラ」類、3位は「ケヤキ」だそうです。

そこで今回は5~7月、白い花のように見える総苞(そうほう)が美しく、街路樹としても庭木としても人気がある「ヤマボウシ」の話をしましょう。

「ヤマボウシ」は、ミズキ科ミズキ属の落葉高木。原産地は日本、中国、朝鮮半島で低山に自生しています。球状の花を僧侶の頭に、白い総苞を頭巾に見立て「山法師」と呼ばれます。別名、「山桑(ヤマクワ)」。

「ヤマボウシ」は、同じく街路樹として人気の高い「ハナミズキ」と似ていますが、「ハナミズキ」はアメリカから渡来した外来種。明治時代の東京市長がワシントンに「サクラ」を贈った返礼の花として有名ですね。華やかな「ハナミズキ」が咲き終わった頃、派手さはないものの楚々として咲くのが「ヤマボウシ」です。

9~10月に甘くて真っ赤に熟す実は、生食よりジャムや果樹酒に向いているそう。味はマンゴーや黄桃に例えられます。11月に色づく紅葉も楽しみですね。花言葉は・・・友情。

 

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