花に関するコラムです

No.237 「2019年9月10日のコラム」

9月のコラムです。暑さがおさまり始め、草花に朝露がつく「白露」の頃となりました。いかがお過ごしでしたか。

さて、夏の間はキュウリやゴーヤ、スイカやメロンなど、ウリ科の野菜や果物が所狭しと売り場に並んでいます。その中で、大きな体をごろんと横たえ、季節外れの名札を付けているウリがあります。

その名も「冬瓜(トウガン)」、ウリ科トウガン属のつる性一年草で原産地はインドや東南アジアです。

収穫期は7月から9月で熱帯産まれのくせに、何故「冬瓜」の名なのでしょう。それは、皮が丈夫できめが細かいため水分を失いにくく、夏に収穫しても冬まで常温で保存できるからだそうです。

「冬瓜」は黄色い花をたくさん咲かせますが、結実する数は少ないため「冬瓜の花は咲いても百に一つ」といわれるそうで、無駄が多いことの例えになっています。

ちなみに、茄子(ナス)はその逆で「親の意見と茄子の花は、千に一つの無駄もない」といわれるほどたくさん結実するそうです。

「冬瓜」の花言葉は、困難に勝つ・勝利・静かなる愛。

「冬瓜」は秋の季語です。まだ暑いですが、暦の上では秋ですね。

 

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