花に関するコラムです

No.217 「2018年1月16日のコラム」

2018年がスタートしましたね。今年も花を添える素敵な場面にたくさん遭遇するよう、元気に過ごしましょうね!

さて、今年は「戌年」です。ペットの数では猫に抜かされてしまったそうですが、十二支の中では、植物の名前に多くつけられている「イヌ」。今回は「イヌ」がつく植物の話をしましょう!

「イヌビワ」、「イヌガラシ」、「イヌビエ」、「イヌホオズキ」、「イヌタデ」、「イヌサフラン」・・・などなど多数。ただし「犬」とは関係なく、あまり良い意味には使われていません。植物名の前に「イヌ」をつけることで、元々の植物より見劣りするとか、人の食用にならない、などの意味合いがあります。

例えば「イヌザクラ」、葉は「サクラ」に似ているけれど、花の形状はまったく違って白い小花を房状に咲かせます。「これでも桜なの~?」と言われてしまいそうなほど、「サクラ」より見劣りするので「イヌザクラ」と名がついているそう。

そんな中、種子の形状から「イヌ」をつけて命名された植物があります。それは、「イヌノフグリ」。年明け早々はばかられますが、「フグリ」とは陰嚢のことで、種子の形が雄犬の「フグリ」に似ているので名づけられたそうです。

「イヌノフグリ」は、オオバコ科クワガタソウ属の越年草。どこでも見られる一般的な雑草でしたが、近年は繁殖力が強い帰化植物に自生地を奪われたり、開発などにより減少し、絶滅危惧種に指定されています。

昔の人は、「瑠璃唐草(ルリカラクサ)」とか「天人唐草(テンニンカラクサ)」とか「星の瞳(ホシノヒトミ)」などと、綺麗な名前に言い換えて呼んでいたそうです。

春、淡ピンク色の3~5ミリほどの小さな花を咲かせます。花言葉は…信頼・女性の誠実。

 

※このコラムはメールマガジンからの一部抜粋記事です。
全文を読むにはメールマガジン購読のお申し込みをしてください。
(メールマガジンは次回からの配信となります。)
>> メールマガジン購読のお申し込み
image