2月のコラムです。寒さが少しずつ和らいできましたね。元気にお過ごしでしたか。![]() ![]() そこで今回は、春の訪れを一番に告げる野草、「ふきのとう」の話をしましょう。 「ふき」はキク科フキ属の多年草です。日本が原産地で、全国の山野に自生しています。ひとつの株から花茎と葉柄が地下茎でつながってはいるものの、別々に生長する変わった植物です。花茎の部分が「ふきのとう」、その後伸びてくる葉柄が「ふき」と呼ばれ食されている部分です。 「ふきのとう」は漢字で「蕗の薹」。別名の「蕗の姑(フキノシュウトメ)」は、特に花が咲ききったものを言うのだそうです。「薹」とは、野菜などの花茎が伸び、食べごろを過ぎたものの意。「薹」=「姑」?叱られそうな命名ですよね。 名前の由来は、冬に黄色っぽい花をつけることから、「冬黄(ふゆき)」と呼ばれていたものが省略され、「ふき」となったとか。漢字の「蕗」は、道のかたわらに生えている草の意味。 春の山菜として天ぷらやふき味噌など、独特な苦みが美味しい「ふきのとう」は、食物繊維が豊富で、高血圧や動脈硬化に効果的、解毒作用もあるそうです。なんと、冬眠から覚めたクマが最初に口にするのが「ふきのとう」といわれています。 「ふきのとう」の花言葉は、待望・愛嬌・仲間・真実は一つ。 ところで「雨水」に、ひな人形を飾ると良縁に恵まれるとの言い伝えがあります。古いしきたりにならって、ぼちぼち準備してはいかがでしょう。
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