“プリンセス”のような華やかな雰囲気と“ポインセチア”を組み合わせて名付けられました。2017年発売の新色をお楽しみください。
色づいた部分を苞(ほう)と呼びます。苞は花を守るためにガクが変化したもの。花は苞の付け根にある、黄色の部分を指します。
置き場所
クリスマスの頃に飾られることが多いので、寒さに強い植物と思われがちですが、それほど寒さに強くありません。(適温は15~25℃)冬は室内の窓辺の日当たりの良い場所に置いてください。夜間は温度が下がるので、部屋の中央に移動させましょう。室温が5℃を下回ると、葉が黄色くなり落葉します。また、暖房の風が直接当たるような場所は避けてください。
水やり
土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出る位たっぷり灌水します。水は上からかけず、株元に与えてください。
冬は、根が傷まないように天気の良い日の午前中に水やりしましょう。
肥料
農園で肥料を施してから出荷しているため、しばらくは必要ありません。6~10月の新芽が生長する時期に、市販の「IBのチカラ グリーンそだちEX」などの固形肥料を月に1回、もしくは「花工場」などの市販の液体肥料を2週間に1回与えてください。
花が咲き終わったら・・・
・管理がよければ、4月頃まで色づいた苞をお楽しみ頂けます。
枯れた葉は摘み取るようにしましょう。
・春になり霜の心配がなくなったら戸外に出し、日光に十分当てて管理します。
・5月中旬頃、枝の各節に新芽ができ、膨らんできたら7月下旬までに、枝の付け根に近い芽を
2個残して枝をカットします。花の付いている全ての枝を剪定しましょう。丸坊主に近い状態に
なりますが、問題ありません。
・この時にひと回り大きな鉢に植え替えてください。
・9月の短日処理(※次頁に説明あり)をする2週間ほど前に、もう一度剪定します。
各枝の新しい葉を2~3枚残して、剪定してください。
プリンセチアを育てるポイント
・プリンセチアは日照時間が短くなると花芽を付ける短日植物です。9月に入ったら、鉢を室内
に入れますが、照明が付いた明るい室内では、花芽ができず苞は色づきません。
日中は日に当て、夕方5時から翌朝8時位まで段ボール箱などで覆い、真っ暗な状態にしましょ
う。これを約2ヶ月間毎日行うと、枝の先端に花芽が付き、苞が色づいてきます。
こうなれば短日処理が終了です。
・色づくまでの間、15℃を下回らないようにすると、よりきれいに色づきます。
温度が低くなると苞が小さくなったり、色づきが遅れたりするので、注意してください。