属種
■ユリ科 チューリップ属
■耐寒性球根植物
■多年草
置き場所
明るい暖かな日当たりの良い場所に置きます。室温15〜20度が適温です。花が咲き始めた後は、玄関などの涼しい所に置いて頂くとより長くお花を楽しめます。花後も必ず日の当たる室内で管理しましょう。エアコンやストーブなどの温風が直接当たる場所は花が咲かない原因となりますので、ご注意ください。
水やり
土の表面が乾いたらコップ3杯程度を鉢の上から与えてください。
受け皿に溜まった水は根腐れの原因となるので、必ず捨てるようにしましょう。
肥料
肥料は球根の腐りの原因となりますので、与えないでください。
花が咲き終わったら・・・
葉を残して、花茎を切り取ります。
剪定/整枝
5〜6月、葉が黄色くなって枯れてきたら根元から切り取り、球根を堀り上げ涼しいところで秋まで保管してください。
植え替え
春になり新芽が出てきたらひとまわり大きな鉢に植え替えましょう。
チューリップがかかりやすい病害虫
■軟腐病・・・地際部や地下部が腐敗して柔らかく溶けたようになりいやなにおいがする。
→すぐに抜き取り処分する。
細菌性の病気で、的確に効く薬剤はありません。
■アブラムシ・・・5月~9月によく発生する害虫です。
植物の汁を吸い栄養を取ってしまう為、生育が悪くなります。
「ベニカXスプレー」等の市販の殺虫剤をまいて駆除しましょう。
チューリップの育て方Q&A
Q: 葉は出るが花が咲かない、もしくは蕾が白く枯れてしまった。
A: 理由として下記の2点が考えられます。
(1)水枯れ・・・チューリップは植えてから枯れるまで土が乾かないように
管理してください。
花が開花するまでに水を切らすと蕾がしなびて花が正常に咲かない
原因となります。
根は1度枯れてしまうと再生しないのでご注意ください。
(2)極度の高温・・・鉢を暖房機の傍に置いていませんか?
チューリップは温度に敏感な植物です。
20℃を越す環境では開花は早くなりますが開花前に枯れてしまう
危険性が高まります。
Q: 来年も花を咲かせるためには?
A: 翌年の開花数は減りますが、咲かせた時の喜びはひとしおです。
次の方法に従って是非チャレンジしてみましょう!
(1)お花が終わった直後
花茎を切り取ってください。
(※葉から養分を球根に蓄えているので、葉を一緒に切らないよう注意しましょう。)
葉茎の残った鉢は日当たりの良い場所で葉が枯れるまで時々水を与え育ててください。
庭に植え替えるのも良いでしょう!
(2)休眠期
葉が枯れる6月頃 球根を掘り起こします。掘り起こした球根は、古い皮や根を取って
ネットに入れて乾燥させ、風通しの良い場所で管理します。
(3)植付け
秋、涼しくなったら新しい土に植え付け 冬の間は日陰の寒いところで栽培し、
3月頃から日の当たる戸外で管理を続けます。うまく育てると翌年の春に花が咲きます。