キリストが誕生したとき羊飼いたちがお祝を持って駆けつけました。貧しい娘は花を捧げようと思いましたが、雪ばかりの草原には花など咲いていません。途方にくれていたところ天使が舞い降り雪の下から可愛い花を探してくれました(中世の伝承による)
クリスマスに咲くバラに似た花形から“クリスマスローズ”の名前で親しまれています。
■開花期間:12月〜4月
(品種による ニゲル種:12月 オリエンタリス種:2月〜4月)
属種
■キンポウゲ科 クリスマス属
■耐寒性常緑多年草
置き場所
1年を通して必ず戸外で管理してください。寒さに大変強いので、冬も戸外で問題ありません。ただし、雪や霜に当たると葉や花が傷む場合があるので、直接当てないよう注意しましょう。(雪や霜に当たっても、植物自体が枯死することはありません)
冬・春・秋は日光がよく当たる場所、夏場は日陰に置いてください。
水やり
土の表面が完全に乾いたら、株元にたっぷり与えてください。
水やりのタイミングは午前中が最適です。
肥料
農園で肥料を施してから出荷しているため、お届け後1ヶ月間は必要ありません。
1~4月、10~12月に与えましょう。(5~9月は不要)
固形肥料の場合は月に1度、液体肥料の場合は週に1~2度が目安です。
花が咲き終わったら・・・
咲き終わりそうな花は、種ができる前に切り取ります。
剪定/整枝
古くなった葉は切り取ります。
植え替え
3月中にひと回り大きな鉢に植え替えてください。
庭のある方は、地植えにするのも良いでしょう。
地植えにする場合は、落葉樹の下など夏は日陰になる場所が最適です。
4月末までに行いましょう。
クリスマスローズがかかりやすい病害虫
■軟腐病 ・・・6~10月(特に高温多湿の時期に発生)
■灰色カビ病・・・通年
風通し良く管理することで予防になります。また、傷んだ葉は順次
取り除きましょう。
クリスマスローズを育てるポイント
比較的育てやすい花ですが、冬の寒さに強い半面、高温多湿の夏が苦手です。夏は直射日光が当たらないよう注意してください。
クリスマスローズの育て方Q&A
Q: 蕾が咲かずに枯れてしまいます。根元にカビが生えてきたようです。
A: 水の与え過ぎにより、蕾が枯れカビが発生したり葉の色が変色してしまう事があります。
土の表面が乾いたらタップリあげて下さい(水やりは鉢の縁から与えます)
Q: 蕾が全然大きくなりません。
A: クリスマスローズは生長がゆっくりとしています。
小さな蕾は開花まで約1ヶ月位かかる事があります。
Q: 急に花茎も葉っぱも萎れてきてしまいました。
A: 急に寒さに当てたり、急に日当たりの良い所に置いた等はないでしょうか?
水の蒸散がうまくいかず水分を失い、萎れてしまう事があります。
2〜3日玄関(室内の寒い所)に置き、その後元気になったら外へ出ましょう。
夜、寒さが厳しい時は室内へ。
水は与え過ぎないのが鉄則です。
Q: 外で育てているクリスマスローズが朝方ぐったりしていました。
水が足りないせいでしょうか?
A: 植物が寒さから身を守るため自ら水分を減らしている為起こる現象です。
この時すぐに水をあげると元に戻らないことがあるので、日中の気温が高い時間に
あげてください。